一昨日の夜のこと、愛知県で一人暮らしをしている娘からLINEで、 「コロナ・・・かかったかもしれない。 うちの会社、感染者が普通に出てる。 たぶん私も感染した」。 と!。 「明日PCR検査を受ける予定だけど、満員かな~?」。
そして翌朝・・・「やっぱり陽性だった、笑」と連絡があった。
そう、発熱外来はどこもてんやわんやだと報道されている。 ついに我が家の家族にも感染者が発生して、いよいよ他人事ではなくなった。
新型コロナウイルスの感染が急拡大し、全国で1日に20万人を超えるという状況になっている。 WHOが7月27日に発表したところによると、先週1週間の新規感染者数は、日本が96万9千人で世界最多だという。
医療機関や介護施設でも、スタッフが感染したり濃厚接触者になったりして人手不足となり、業務を縮小せざるをえなくなっているようだ。
さまざまな社会機能のマヒが起こっているのは、感染が一気に拡大したことが原因で、そしてそれは、オミクロン株BA.5の感染力が強いことによるらしい。 BA.5よりも感染力の強いBA.2.75(ケンタウロス)という新手が海外で増えていて、日本にも既に入ってきていると言われている。
ところで、日本政府にアドバイスする専門家は、感染経路を「飛沫感染と接触感染」と言い続け、「空気感染」を否定してきた。 しかも、その誤りに気づいた後も、それを糊塗するためか「エアロゾル感染」という言葉を使い、何か別の原因かと思わせるような言い方をしているが、要するに「空気感染」のことである。
だから国民は空気感染への警戒心が強まらず、換気もついついおろそかになってしまう。 このところの猛暑、窓を締め切って冷房すれば感染が拡大するのは当然で、換気対策の重要性をもっと強調すべきだった。 家庭内感染の拡大も換気不足が原因の一つかも知れないし、接触感染よりも空気感染に対して力を入れなければならないのである。
ところで、欧米では新型コロナウイルスについて、重症化しなくなったので普通の風邪になったという認識が一般的である。
アメリカは、新規感染者は12~13万人であり、大幅な規制緩和を実施している。 イギリスでは、新規感染者が2~3万人であり、規制は行っていないし、今後行う予定もない。 フランスは、新規感染者は8万人前後で推移している。 ドイツでは9万人前後、イタリアでは8万人前後である。
ヨーロッパでは、7月中旬をピークに感染が減少してきている。 アメリカも日本のような急激な感染増はない。
日本もヨーロッパと同じような感染傾向となると想定すると、ピークは8月上旬で、感染者は東京で5万人、全国で30万~40万人くらいになると予想され、8月末頃にならないと収束感は出てこないということのようだ。
しかし、8月終わり頃には感染者数が下降線に向かうという確たる保証もないのでさしずめ「期待値」ということになる。
そんな日本が「水際対策」などと言って、外国人観光客にまるで嫌がらせのように隔離を迫ったり、入国者数の制限をするってのは、なんかおかしい。 日本よりも感染者数の発生がはるかに少ない国々が、世界一感染者数が多い日本人の入国をほぼ無条件で認めているというのにだ。
政府のえらいさんの頭の中はいったいどう言う構造になっているのか見てみたいと思う。
ところで、PCR検査で一度陽性が出ると症状が治まってもなかなか陰性にならないらしい。 「陰性にならないと会社には行けないの?」と聞いたら、 「発症から10日が経過していて症状が出なくなっていれば出勤可能」なのだそうだ。 明日から一週間は欠勤となるようだが、どうやら在宅勤務を要請されているらしい。 症状は軽く、特に寝込んでしまうようなことはなさそうなので、食料さえ確保できていれば何とかなると言う。
若いのと、ワクチンを3回接種しているので軽症で済んでいるようだ。 大事にならずによかったよかった。
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