目覚めればそこは煙の世界だった。 風向きも最悪で、煙と臭いは家の中まで入ってくる。
隣のばあさんの嫌がらせである。ここに住んで17年、この件ではずーっと揉めて来た。
そう・・・確信犯なのだ。 そう思わせるのは、自分の家の近くで燃やすときは必ず夕方。 洗濯物を取り込んでからだ。 が、我が家の周りで燃やすときは必ず朝。
それも、8時から8時半ごろに燃やし始める。 煙が消えるまではおよそ2時間。 我が家の洗濯物は枯草の煙りクサイ干物となる。
なんの話?・・・画像でお分かりのように「野焼き」の話。
当地は山里で、刈った草などを燃やすのは許可されているらしい。 草は刈れども刈れども伸びるので、夏から秋にかけては「刈る」→「燃やす」→「伸びる」→「また刈る」→「燃やす」→「伸びる」の無限ループ。 ずーっとこれが続く。
早朝から響き渡るエンジン草刈り機の音も迷惑千万なのだが、刈った草を我が家のすぐ前で燃やされるのはもっと迷惑。 画像では大したことは無さそうだし、臭いまでは分からないが、半分湿った草を燃やした時の煙は大量でとにかくクサイ。
だから奥方殿が激怒する。 「天気がいいから、今日は布団を干そうかな!」 とか、 「これから洗濯物を干そう」 と思う朝に限ってあたり一面がこの煙。 臭いが付いてしまうから、布団を干すどころか洗濯物も出せない。
美容院に行くと、 「なんか焦げクサイ臭いがしますよ」 と言われたこともあると言う。
今朝もこの煙・・・もうクサイのなんのって。 今日は息子の一回目のコロナワクチン接種の日で少し早めに家を出なければならなかった。 幸いな事に天気は良し・・・奥方殿は洗濯物を干してから出かける予定だったらしいが・・・この煙である。
となりのばあさんはとにかく野焼きが好き。 もう「ほとんど病気?」と言えるほど。 「もうじき雨が降るかも」と言う日の朝には必ず燃やす。
ある意味、天気予報より正確かも知れない。
乾いていればメラメラとすぐに燃え切ってしまうが、半生状態で燃やすので、くすぶるだけでいつまでも煙は出続ける。
煙もクサくて迷惑なのだが、もっと大きな問題は、朝の煙で奥方殿のご機嫌が一日中悪く、ブチブチと苦情を聞き続けなけらばならない事。
あちらもなかなかのもので、我が家の抗議などどこ吹く風。 確信犯的に燃やし続けるその姿は、見方を替えればそれはそれで見事。
が、さすがにばつが悪いのか、私がカメラを構えて煙を撮影しようとしたら、こそこそと逃げて行った。 しかし、ばあさんが歩ける限りこれは続く。 と言う事は、奥方殿のご機嫌も定期的に悪くなると言う事で、今後もこの鬱陶しさは続くことになる。
あぁ・・・いやだいやだ。
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