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田舎暮らしは男のロマン?女の不満?
南信州の山里で田舎暮らしをしている団塊の世代です。「田舎暮らし」と聞けば耳障りはいいのですが、生活習慣や価値観の違いで戸惑うこともしばしば。七転八倒、そんな田舎暮らしの様子をお届けいたします。
【その時日本はどうする?】
最近はどのニュースを見ても、大陸中国が世界中で悪者扱いをされている。
そして、日本はアメリカとタッグを組んで大陸中国に対する対抗姿勢を鮮明にしている。
日本にとっては、尖閣諸島に対する中国の対応が大いに気に入らないので、どうしてもアメリカ側に着くしかない。

中国発の新型コロナウイルス、南シナ海の領有権問題、香港の一国二制度破棄、新疆ウイグル族のジェノサイド・台湾に対する嫌がらせ、チベット自治区問題など、追及点は多いし、それらに対する中国の外交姿勢にも大いに問題がある。
日本語に翻訳されている中国の反論はかなりセンセーショナルで、戦狼外交などと言われるのも仕方が無いかと思われる内容。
中国共産党は経済発展と軍備拡張の成功で相当自信をつけているようだ。
いよいよ中華帝国が視界に入って来たのかな?。

ところで、我が国では中国は世界中で嫌われているように報道されていて、我々日本人もその報道を見聞きしては「そうだそうだ」と満足する。
ほんの20年前までは「進んだ日本、遅れた中国」という図式だったのが、GDPや貿易額などの指標で一気に中国に抜かれ、いつの間にか中国からコケにされ始めたのが日本人にとってはどうにも許しがたいのだろう。
「アメリカ=正義の味方」/「中国=悪者・嫌われ者」と言うイメージが日本人の耳には心地よい。

しかし、本当にそうなのだろうか?。

実は、国連の加盟国の中で上記のような問題を採決すると、大体はアメリカ側(自由主義先進国グループ)が負ける。
中国を支持する国の数の方が多いのだ。
残念ながら国連は一国一票の多数決なので、諸問題を決議しようと思っても中国の肩を持つ国の方が多いと負けてしまう。

アメリカ+以前からのEU諸国+イギリス・アイルランド+北欧諸国+オセアニア2国+日本と、あえて加えれば韓国あたりが自由主義先進国陣営。
片や中国陣営は、中南米諸国+アフリカのほとんど+東欧の国々+東南アジアのほとんどを加えた国々なので、小国や発展途上国が多いが、国の数では中国陣営が勝る。
だから多数決では勝てっこない。

この事実を元に「お前たち先進諸国の言い分は多くの国々には支持されていない。香港・新疆ウイグル自治区・チベット自治区・台湾に関することは中国の国内問題なのだから外国は余計な口をはさむべきではないし、我が国は一切効く耳を持たない」と強気一辺倒がまかり通ることになる。
実はこの中国の言い分は国連の中では正しいと言うことになってしまう。

多額の経済援助やマスク・ワクチン外交などで、中国からの援助をあてにしている発展途上国は中国に反旗を翻すようなことはできない、心は別でも表面的には従順だ。
下手に楯を突くと後の報復も怖い。
その上、これらの国々は独裁政権や軍事政権が多く、国民が下手に民主主義などに傾くと困ることになる。

と言うことで、アメリカが大きな声で中国を非難しようと、中国はびくともしない。
それどころか「今にお前らを追い越して世界一になってやる」とますます意気軒高。
13億人の人口を抱えた中国ゆえ、それが実現する可能性も相当高い。
ソ連亡き後、一人勝ちを続けてきたアメリカは大きな危機感を抱いている。

このまま行けば中国がアメリカを追い越すのは時間の問題。

さて…その時日本はどうする?。
現実問題として「腹が立つ」とか「気に入らない」などと言う感情論は全く役に立たない。
韓国のようにさっさと中国の軍門に下るか、アメリカの後ろ盾をあてにして孤軍奮闘するか?。

しかし・・・アメリカは遠い。
極東の小さな島国を本気で守ってくれるとは思えない。
地政学を考えれば下手に中国と事を構えるのは得策ではない。
韓国が中国にひれ伏すのはの歴史が物語っているが、日本の場合は非常に微妙な立ち位置なので、時の政府がどう判断するかが分かれ道となる。

中国の国民も豊かになってずいぶんと自信を持ったようだ、
経済的に豊かになったことで政府に対する直接的な不満は表立って出てこないし、国民自体も尊大な態度を見せ始めている。
SNSへ書き込みむ内容やスタンスが以前とは大きく変わって来た。
この辺り・・・共産党政権の国民コントロールが相当うまく行っているのだろう。

中国国内ではまだしばらくは独裁政権の力は強く、第二の天安門事件は起きそうにない。
よって、中国のオウンゴールは考え辛い。
何時アメリカを抜いて世界一になるかが当面の注目点となる。

とにかく民主主義国と違って独裁国家は良きにつけ悪しきにつけ早いスピードで動くので、想像よりも早く中国が世界一の座に就いてしまうかも知れない。
そう言った現実的覚悟はしておいた方が良さそうだ。

さて・・・その時日本はどうする?。












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