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田舎暮らしは男のロマン?女の不満?
南信州の山里で田舎暮らしをしている団塊の世代です。「田舎暮らし」と聞けば耳障りはいいのですが、生活習慣や価値観の違いで戸惑うこともしばしば。七転八倒、そんな田舎暮らしの様子をお届けいたします。
【渋柿が甘い?】
甘い柿と思って食べたのに・・・、
あの口の中全体に広がるなんともいえない気持ちの悪い感触!。
どなたも一度は経験があるのでは?。

渋柿のあの強烈な渋さの原因は「タンニン」。

ところが、タンニンは渋柿だけでなく甘柿と言われる柿にも含まれているのです。

ではなぜ渋柿は渋くて甘柿は渋くない?。
それは含まれているタンニンが水に解けるかどうかの違い。

甘柿に含まれているタンニンは水に溶け出ないので、
それを食べてもタンニンの渋さを感じないのです。
が、渋柿のタンニンは水溶性・・・、
だから一口食べただけでも・・・あの・・・渋さ!。

ところで、渋柿に含まれているタンニンも、
柿が熟してきたりすると水に溶けない性質に変化して、
まったく渋みを感じなくなってしまいます。
そして、渋みを感じなくなると、
もともと渋柿が持っている甘さが強く感じられるようになり、
あんなに渋かった渋柿がとても甘くておいしい柿に変わってしまいます。

akigesiki1.jpg
※山々が色づき始めるといよいよ市田柿の原料となる柿の収穫が始まります。

当地では、
まるでゼリーのようにトロトロに熟した柿を「熟柿(じゅくし)」と呼びますが、
ここまで熟すともう渋柿の面影はなく、
これでもかと言うほど甘みが強いおいしい柿に変化いたします。

大皿にナイフとフォークを添えて「熟柿」をひとつ・・・、
これだけでフレンチのデザートやイタリアンのドルチェになる?。
実際、海外でも「柿」は「KAKI」と呼ばれていて、
日本語がそのまま使われているようですね。

akigesiki2.jpg
※ぷっくりと大ぶり、おいしい市田柿になる原料柿。

ところで、当地には「市田柿」と呼ばれる逸品がございます。

昔から当地の農家の方々が自家用に作ってお正月などに食べていたのですが、
今では、その類まれなおいしさが日本中に知れ渡り、
国内だけでなく海外でも大好評とか。

akigesiki3.jpg
※きれいに皮を剥かれて干されるのを待つ原料柿。

しかし、渋柿を市田柿にするのにかかる手間ひまは大変なもので、
世界一人件費の高い日本ではなかなかの高級品となってしまいました。
最近になって、手ごろな価格の類似品が輸入されてはいるようですが、
所詮は類似品は類似品で、市田柿のあの気高いおいしさには遠く及びません。

akigesiki4.jpg
※衛生面を考慮して最近では屋内で干しています。

昔ながらの伝統製法で手間ひまかけて作られる市田柿。
しかし、残念なことに高齢化が主な原因で、生産農家も年々減少しているようです。

私たち中山農園は、ただ今、原料柿の皮剥き作業の真っ最中。
今年もどこにも負けないおいしい市田柿をお送りいたしますよ~。

akigesiki5.jpg
※とろ~りと甘く上品なおいしさ、昔ながらの製法で作られた中山農園の市田柿。

中山農園の市田柿は → http://e-fruits.net/

1Kgお徳用袋・300g入り小袋・700g贈答用などがございます。 
お歳暮などに、産地直送の市田柿は多くの皆様からご好評をいただいています。
減農薬・有機栽培の安全・安心なりんごと市田柿 中山農園でした。
 
 
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