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田舎暮らしは男のロマン?女の不満?
南信州の山里で田舎暮らしをしている団塊の世代です。「田舎暮らし」と聞けば耳障りはいいのですが、生活習慣や価値観の違いで戸惑うこともしばしば。七転八倒、そんな田舎暮らしの様子をお届けいたします。
南信州で田舎暮らし(20)
イノシシの肉は決して臭く無い!
飯田地区の新聞折込情報紙に
「小犬差し上げます。オス2匹・メス4匹、3ヶ月」
の記事があり、
娘がそれを見つけました。
私の家には、
今年の8月に頂いた柴犬の「ハリー」がいます。
「もう一匹欲しい」と
娘は母親にねだり、
母親は「お父さんに聞いてから」と答えるものだから、
出張中の私に泣き声で娘から携帯電話に連絡があり、
こちらは仕事中なのでいいかげんに返事をしたら、
いつのまにか「もう一匹」が現実の話しとなっていました。
昼のうちに先方へ連絡を入れ、
まだオスが残っているかどうかを確認すると、
「多くの方から電話を頂くのですが、
電話で予約受け付けという訳にもいかず、
早く取りに来ていただける方から差し上げています。
オスはまだいますよ」。
とのお話し。
学校から子供達が帰るのを待って、
さっそく小犬を見に行きました。
「阿南町から浪合村へ抜ける山の中」とのお話しでしたが、
家を出るのが遅れてあたりは真っ暗。
急峻な谷をえぐるような山道をグングンと上っていき、
いたるところにある「落石注意」の看板と、
頭上に聳え立つほぼ直角の山肌、
「携帯電話も通じないし、ここで落ちたら終わりだね」
などの妻の言葉に、
脚はどうしてもアクセルよりもブレーキを踏んでしまう。
「凄いね。本当に人が住んでいるのかな?」。
「アッ、ここにXXXXの看板があるよ」。
「エッ、ここ?、真っ暗で、誰も住んで無いみたいだよ」。
すると向こうからヘッドライトの灯りが・・・。
すれ違うのも難しい道幅なので、
対向車は路肩で待っていてくれました。
そうっと車を進め、
「すみません。この上にXXXXさんのお宅あります?」
「ああ、もう少し上に右に上がる坂があるから、
そこを上がったところがそうだよ」。
と教えてくれました。
半ば引き返そうかと思っていたところなので、
ホッと一安心。
しかし、暗闇の中のがけ道は本当に怖いものです。
しばらく走ると、
切り返しをしないと曲がれないほどの細い上り坂があって、
前方に薄っすらと灯りが見えます。
「こんばんは、あの~、昼に電話を入れた者です。
小犬を見せていただきに来ました。
こんなに遅くにすみません」。
作業服を着た数人の男の人達が、
バーベキューの仕度をしています。
ビールやお酒も並び、
プロパンのボンベの上に鉄板を敷いて、
今まさにバーベキューの始まりです。
そして、その回りには放し飼いの犬や猫がうろうろちょろちょろ。
「ああ、この小さいの、これがそうだよ」。
「あそこにいるのがお母さんで、向こうがお父さん」。
「お母さんはビーグルで、お父さんは紀州犬」。
「オスとメスがいっしょだから、年に2回は生まれちゃう」。
「ここらに犬や猫を捨てていくやつがいて、
可愛そうだからうちでみんな面倒見ちゃうんだ・・」。
おおらかで人の良さそうなご主人が出てきて説明してくれました。
「あれとこれがオス。どれでもあげるよ」。
澄んだ目をして、ちょっと耳をたれた小犬たち。
どの子も本当に可愛い。
「飯田から来たのかね。遠いところをご苦労さん。
電話で聞いたけど、愛知県から引っ越して来たんだって?
こんな立派な子供さんがいるのなら、
ここへ引っ越してきて欲しかったな~」。
「小学校や中学校は近くにあるのですか?」。
「小学校は近いよ、歩いて30分くらいかな?」。
「・・・・・・!」。
「ところで、どうですか。今、イノシシの肉を焼いている。
奥さんが運転できるのなら、
いっしょに一杯やっていきませんか?」。
たった今、はじめてお会いした方なのです。
それも、「ただ」で犬をもらいに来たのです。
それなのに「一杯どうですか?」のお誘い。
確かに女子供も一緒の家族ですから危険は無いのでしょうが、
いきなりこれほど人を信用できるものなんでしょうか?
「こいつは今朝罠に掛かっていてね、
このおじいさんがさばいてくれたんだ。
年に何回かはイノシシを捕まえるよ。
一度食べてご覧。臭くは無いよ」とご主人。
すると5~6人で肉をつついていた方々からも、
「お~い、こっちへおいでよ。
ほら、これがレバーだ。
お兄ちゃんもお嬢ちゃんもおいで、
ここにいすを置いて、ほら食べな・・・」。
傍らのなべの中には何か得体の知れないものがグツグツと・・。
「ああ、こいつはあばら骨だ。
こいつが一番うまい。
よ~し、そろそろだな。
だんなさん、これ食べてよ」。
「よかったらビールどうですか?」。
「いや、実は今夜部落の会合があるので、
赤い顔はチョットまずいんですよ。
お肉、頂きます」。
決して臭くはありません。
イノシシは豚の仲間なのに、
どちらかといえば牛肉の方に近い味。
商業ベースに乗った「ボタン鍋」のイノシシ肉とは全く違います。
レバーなどは、本当に牛レバーと変わりません。
そして、あばらはジューシーなスペアリブそのものです。
「これって、朝は生きてたんですよね」。
「いやいや、昼過ぎまで生きてたよ。
まだ処理したばかりだから、
臭みは全く無いね」。
「本当においしいですね。はじめてですよこんなの。
イノシシの肉は愛知県で食べた事ありますけど、
味噌仕立ての鍋でしたし、
肉はもっと堅かったような気がしました」。
「なにせ、こいつは天然物だからね」。
イノシシは人間が作った作物を荒らします。
この辺りでは当然有機栽培。
その作物を食べて、
自然の山野を走り回っているイノシシの肉が
うまいのは当たり前ですよね。
朝罠に掛かったイノシシが、
肉やさんの手を通らずに、
夕方にはこうして酒盛りの肴となっている。
こんな事は田舎でしか味わえないことです。
豪快で、お人よしで、大雑把で、
すぐに人を信用する南信州の人達・・・。
ここでも新しい信州人のお知り合いが出来ました。
「またいつでも遊びにおいで。犬も連れてきてね」。
と荒っぽくても言葉の端々から思いやりがにじみ出る
奥さんのお言葉に、つい
「今度はもう一匹の犬も連れて遊びに来ます」。と
思わず答えてしまいました。
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[2004/11/26 00:00]
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