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田舎暮らしは男のロマン?女の不満?
南信州の山里で田舎暮らしをしている団塊の世代です。「田舎暮らし」と聞けば耳障りはいいのですが、生活習慣や価値観の違いで戸惑うこともしばしば。七転八倒、そんな田舎暮らしの様子をお届けいたします。
【リゾートライフのチャンスかも?】
昨日は28度で一昨日は30度を越えました。
と思えば今日は冷たい雨で最高気温は20度以下。
この寒暖差は少々応えますね。

昨日まではTシャツ一枚でも暑かったのに、
今日は長袖のポロシャツの上にブルゾンです。

このところの一定周期で降る雨のおかげか?、
周りの緑が急に濃くなったような気がします。
山里はすっかり初夏の装い・・・。

shoka1.jpg

我が家の回りも緑一色に変わりました。

shoka2.jpg

夏の終わりが早い当地では、
もう半分ほどの田んぼの田植えも終わっています。

shoka3.jpg

ところで・・・ようやく落ち着きましたね・・・タイ情勢。
現地の方からの情報ではそれほど大事には思えなかったのですが、
最後の2日間の出来事には少々驚きました。

あの・・・タイ人が・・・政治に関してあれほど燃えるとは?。

当初の「議会解散と早期総選挙の実施」を要求したデモの参加者は、
本人たちが本当にそれを望んでいたかどうか少々疑問の動員アルバイトばかり?。

タクシン元首相は冬至のバラマキ政策の結果、
地方では圧倒的な人気があることは確かですが、
それでも自然発生的に今回のようなことは起こり得ないと思われます。

当然「アゴ足・日当付」で動員された北部や東北部の農民たちが主力で、
イデオロギーや政治信条とはあまり縁の無いアルバイト感覚だったと思うのですが?。

ところが中には乗りやすい奴らがいて、
最後の最後で暴徒と化したのでしょう。

2ヶ月にもわたる中心街の機能麻痺は、
タイの経済に大きな影響を与えたのではと思います。
特にタイは観光立国で、
日本人のみならずヨーロッパの人々にも人気の高い保養地なので、
アイスランドの火山噴火と併せて打撃が大きいと思われます。

もっとも、
プーケットやサムイなどではほとんど影響を受けていないと言うことなので、
空港さえ無事に通過できればいつも通りのリゾートライフが満喫できたでしょう。

そういった面では、
前回の黄シャツ隊の空港占拠の時のほうが影響は大きかったかも知れません。

いぜれにせよ国としてのイメージダウンはまぬがれず、
今回の赤と黄色の対決姿勢は当分続きそうなので、
暫くは今までの「微笑みの国」とは言いにくいところがありますね。

我が奥方殿も
「タイは怖いね~・・・行きたくないね~」
と申しておりました。

私は
「もうじきタイ政府が今回の事件を払拭すべく、
 イメージアップの大キャンペーンを始めるはずだから、
 その時に乗っかると安く行けるぞ!」
と全く逆の意見。

津波の影響をようやく忘れかけたと思ったらこの事件、
南部海岸沿いのリゾート地は大変でしょう。

観光客の少ないプーケットあたりでのんびりしたいものですね。
いや・・・今度は是非「ホアヒン」へ行ってみたい。

お金とヒマが欲しいな~。
 

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【田舎のゴールデンウィーク】
田舎では、
4月末から5月のはじめにかけてのこの時期は農業の繁忙期です。

ところが、
40代50代の現役世代は勤めに出ている方が多いので、
まとまった休みが取れるこの時期に、
一気に農家仕事を片付けるのだそうです。

田植えの準備や野菜の植え付けなど、
ネクタイを作業服に着替えて忙しそうに作業をされています。

とても旅行どころでは無さそうです。

朝早くから耕運機やトラクターの音が鳴り響きます。
おかげで朝寝をしようにも、
おちおちとは寝ていられません。

そして、
曜日の組み合わせが良く長期の連休になる時は、
都会に住んでいる子供や孫が遊びに来るのもこの時期。

他府県ナンバーのクルマが増え、
日ごろあまり見かけない小さな子供の姿も見受けられ、
親子で山菜採りをしているほほえましい姿も見られます。

お盆やお正月と同様に帰省のシーズンでもあるのです。

それにしても、暑くなりました。

ところで、
ホームセンターに「サツマイモ」の苗があったので、
気まぐれに一束買い求めてきました。

ついでにくたびれた「じゃがいも」の種芋も・・・。

もうじゃがいもは遅いので見るからに売れ残り!。
しわしわで「こりゃダメかな?」と思わせる風体。

しかし、大きな袋が「1袋で100円」に惹かれて、
「1割も目を出せばいいか」と買ってしまいました。

昨年の今頃に痛めた腰は相変わらず。
慣れない鍬を振り回したのも加わって、
狭い畑に苗と種芋を植え終えた頃には体はボロボロ。

「向いてないね、お父さんは・・・。
 キーボードとマウス以上に重いものはダメじゃない?」
などと奥方様に悪たれをつかれながら、
「秋を見ていろよ。
 焼き芋、食わせないぞ・・・」と、
心の内で言い返す私。

「先に肥料をやっておかなきゃダメだぞ。
 堆肥が一番だ。
 それで無いといいのができないぞ」
とお隣さん。

「自然農法なんですよ。
 堆肥ってあの牛や豚のウンコでしょ。
 車が汚くなっちゃう・・・」

「ホームセンターに袋に入って売ってるよ」

と言うことで、
ホームセンターに見に行って見ると、
これが結構なお値段。

「うまくできないかもしれないのに・・・。
 仮にうまくできたとしても、
 どうせイノシシに採られてしまうかも知れないし・・・。
 これではサツマイモを買ったほうが安いジャン。」
とちょっと反省する私。

野菜などを育てるには、
実際、「苗を買って肥料をやって」などと真剣に取り組むと、
「そりゃ買ったほうが安いな」
のお隣さんのお言葉どおり結構なお金がかかります。

「みんな暇だからやってるんだ。
 年金もらって野菜作ってそれを食べて・・・。
 定年を過ぎると何もする事が無い・・・」。

「う~ん」。

田舎暮らしが何なのか?
ちょっと考えさせられてしまいます。

畑仕事の苦手な私が、
せっかくその気になったのに、
なぜかみんなで水を差す。

ポツリポツリと雨も降ってきた。

雨を予想してのサツマイモの苗植えだったのですが、
私の気持ちもちょっと湿り気味・・・。

 南信州の田舎暮らしはこちらから。




インターネットは警察で!
※海外ロングステイは本当に楽園生活?(4)からの続き

砂塵を撒き散らしながら、
冷房の効かない「ミラ」はコラートへ向けて疾走する。

「何か見たいものはあるか?」とお巡りさん。

「籐の家具工場は無いのかな?」
「じゃあ、チョット聞いてこよう」
ピマーイにはこれといって産業は無いようだが、
籐の家具や小物があったら見たいと思って言って見た。

「近くにあるそうだから寄ってみよう」
と言うことになって、
真昼の荒野をうろうろと探していると、
前庭に乾燥させた籐が山と積まれた小さな工場があった。

ちょうど昼休みで、
中年のおばさんたちががやがやと弁当を食べている。

「イヤ~、意外と高いね。
 高級品なの?」。
籐の応接3点セットが3万円以上もする。
確かに品質はよさそうだが、
この値段では日本へ持っていったら相当の価格になってしまう。

小さなバスケット型バッグを土産に買い求めて、
工場を早々に引き上げた。

「アヂーっ」。
そう、もう日は中天高く上りつめ、
南国の強烈な光が薄い頭髪を通して頭皮を焦がす。

「早く帰ろ、腹も減ったし」
と言うことで、
道中の川魚料理店で激辛の昼飯を食べ、
全員汗びっしょり状態の中、
ミラは一路コラートを目指すのであった。

コラートに付いたのは夕方近く。
赤道に近い地域の夕暮れは早い。
自転速度が早いので日は一気に暮れるのです。

晩飯はタイ風の焼肉。

日本で言うところの「ジンギスカン」風の丸い鉄板の、
周囲にぐるりと溝が付いていて、
そこにはスープが入れてある。

山の頂上辺りで肉や魚を焼いて、
野菜は鉄板の周囲の溝のスープで煮る。

付けダレはタイ風で当然辛い。

牛肉は赤味だけ。
一件レバーのような色をしていて、
油分が無く、焼くとパッサリ・・・。

あんなにおいしいタイ料理があるのに、
なんでこんなにおいしくない「焼肉」が流行るのか?

それでもたらふく食べておなかは一杯。

「あの~、インターネットカフェあります?」
「あるけど街中は高いよ。
 俺の警察署で使えばいい」。
「それって、タイ語でしょ、タイ語、読めない」。
「英語のウインドウズもあるから大丈夫」。
「じゃ、試してみようかな?」。

「インターネットできたらチップね!」
とトイさん。
「えっ、チップ要るの?だれに?」
「このお巡りさんに!」
「ええっ、幾ら?」。
「100バーツ。
 インターネットカフェ高いね。チップ安いよ」。
「?・?・?・ホントかな?」

でも、警察署の中に入れるのは面白そう。
とりあえずチャレンジしてみることにした。

警察署は思っていた以上に大きい。
日本の30万人~50万人規模の都市の警察署と同等か?

警備の警察官に軽く手を上げて
つかつかと中に入っていくお巡りさんの後について、
おっかなびっくりで私も署内へ。

と、広い部屋にパソコンがずらりと20台ほど。
「これ、英語バージョンだ」。
「おお、ウインドウズXPだ。
 でも、アイコンの形がチョット違う」。
おなじみのeマークのインターネットエクスプローラーを開くと、
Yahooの英語版が現われた。

日本語の入力キーは無いので、
英語でしか入力できない。

Hotmailのアドレスを入力すると、
なんと懐かしい?日本語が表示されるではないか。
画面表示は日本語もOKのようだ。

メールをチェックし、返信しようとして???。
「そうだ、日本語が打てない・・・」。
しかたなく、ローマ字で返信メールを送った。

夜の警察署には人がほとんどいない。
今夜は事件も無さそうで、
警備の警察官が数人、手持ち無沙汰そうにこちらを見ている。

警察署をインターネットカフェ代わりに使った日本人は、
私以外にはそれほどいないだろう。

しかし、
タイの警察署に「電算室」があるとは思わなかった。

前科者や指紋ののデータベースが完備されているのだろうか?

「コップクンカップ」と100バーツを差し出すと、
お巡りさんはあたかも当然のようににこりともしないで受け取った。

ちなみに次の日、街中のインターネットカフェでは、
10バーツでたっぷりと日本語ウィンドウズが使えた。

この100バーツは警察署の見学代金かな?

●いよいよ王様「ふじ」の登場
 大好評でした達人の「シナノスイート・ゴールド」
 今度はあのりんごの王様「ふじ」です。
 たっぷりと蜜が入り、
 バランスの取れた甘さと酸味はやはり究極のりんご。
 お歳暮に「産地直送」のおいしいりんごは最高です。
 「おれのおめがねにかなわない物は送らない」の
 達人のフルーツ。

   達人のりんごのページはこちら 

週間ポストの記事
9月8日号・9月15日号と来週号の週間ポストに、
「海外での楽園生活は本当か?」のテーマで、
3週にわたって特集が組まれています。

雑誌を買うまでも無いので、
チョット立ち読みをしてみました。

大体において、
マスコミ関連の報道は取材の傾向が偏るので、
それで真実の状況を把握することはできません。

特に週刊誌は販売部数競争が激しく、
多少記事の内容と事実とがずれていて、
センセーショナルなタイトルも含めて
「売らんかな」の姿勢は免れません。

今回の週間ポストの記事は、
「海外で幸せな生活はおくれない」
と言う方向で書かれていて、
なかなか興味深い内容でした。

言わんとするところは、

○物価が安いからと、
 日本で食えない高年者がタイで垂れ込めている。
○そんな人たちはタイ人の若い女性と同棲し、
○それらの女性はお金目当てなので、
 心底尽くしてはくれない。
○そして、一人寂しく異国の地で、
 誰にも見取られずに死んでいく老人もいる
○まれに、お金目当てに殺されてしまうこともあるが、
 警察は真剣に捜査はしない。

と言うところでしょうか。

上記の事柄が全て無いとは言えないのが外国。
最も、最近の日本でも事情は大差ありません。

しかし今回の特集では、
「私はタイへ来て本当に良かった」と言う人の記事はありません。
つまり、
今回の特集には、そういった取材は必要無いからです。

「一ヶ月XX万円で楽園生活」などと、
海外での生活をあおる記事は多くありますので、
今回のようなネガティブな記事も、
たまには読んでおく必要があるかもしれません。

実際に、
「やはり海外では生活できない」と、
日本へ帰ってきてしまう人も少なくないからです。

ところで、
海外での生活と言っても、
あまり大上段に振りかぶらずに、
大げさに考えないほうがうまく行くと思われます。

「チョット長めの海外旅行」程度で良いのではないでしょうか?

そんな旅行を何回も繰り返して、
「ここなら終の棲家にしても良い」となって、
初めて永住を考えて見ても遅くはありません。

そんなおり、
タイ・チェンマイの少し北の町「チェンライ」で、
日本人向けロングステイ施設がオープンしようとしています。

それこそ「夫婦で一ヶ月10万円の楽園生活」だそうです。

住居と毎日の食事、
ハーブクリニックでの健康管理まで付いてこの価格です。

現在は短期体験プログラムがあり、
空港から施設までの送迎もしていただけるそうです。

ご興味がおありになる方は、
下記までお問合せ下さい。

 → お問合せはこちら

近々ホームページも開設されるそうです。

前回、訪タイしたおりに、
当施設をプロデュースされている「ピチャイさん」とお会いしましたが、
今回、プロモーションで来日されたおりに再会いたしました。

わざわざ私の家まで出かけていただき、
当施設の詳しいお話も伺いました。

ピチャイさんは、
日本の大学を卒業され、
日本の大手商社に就職して、
取締役にまでなられた博識の紳士です。

勿論、英語・日本語は堪能で、
最近の政治談義でも、
日本語で話していて全く違和感は感じませんでした。

日本人の特性を良くご存知のピチャイさんが企画した施設なら、
きっと不安は無いことと思います。

私も完成を楽しみにしています。

※今回はタイ旅行記はお休みです。

●大好評でした達人の梨「幸水」。
 今度は
 「これ以上うまい梨は無い」と言われている、
 あの赤梨の王様「南水」です。
 昨年の「南水」など、
 「こんなのは梨じゃない。
  こんなに甘い梨は食べた事が無い」
 としかられてしまったとか。
 都心の高級フルーツ専門店の店頭でしか入手できない、
 究極の高級梨「南水」。
 達人はこの「南水」には絶対の自信をお持ちのようです。
 
 達人の「南水」はこちらから

海外ロングステイは本当に楽園生活?(3)
前号より

深夜12時まで飲んでいた。

そして、後ろ髪を引かれつつも寝ることにした。

「2時の閉店後ならこの娘とこのこの娘OKです」
と黒服が言うのだが、
長旅の疲れでおじさんたちはもう眠いのです。

中年のおじさん二人、
ディスコの出口を振り向き振り向き、
歩いてホテルに帰るのでした。

--------------- 朝 -------------

タイの中クラスのホテルのの朝食は、
どこでも大体同じだ。

パンと卵料理とサラダにソーセージ・ハム、
それに若干のフルーツ。

ここホーミテージは、
上記に加えて中華風のおかゆと日本風のご飯に味噌汁がある。

ところで、
タイの食パンは、
スーパーやコンビにで売っているやつも、
ここホテルで供されるのも、
みんな小さくて薄い。
日本のサンドイッチ用よりまだ薄い。

その上、乾いてしまっているので、
焼きすぎるとすぐにカリカリになってしまう。

まだタイではおいしいパンにお目にかかった事が無い。

「朝は絶対にパン」と言う方は、
タイへ来たらまず
おいしいパン屋さん探しからはじめなければいけません。



朝10時にはHさんとお会いすることになっているので、
身支度を整えて、
9時40分頃にロビーにおりてきた。

読めもしないタイ語の新聞に目を落としながら、
ちらりちらりと入り口を眺めるのだが、
Hさんらしい人影は現われない。
「メールに返信をしていないからかな~」と、
少々心配になってくる。

やがて時計は10時30分を過ぎ、
「こりゃダメだな」とあきらめかけた頃、
11時の約束のトイさんと例のお巡りさんがやってきた。

「おはよごじゃます」。
「おはようございます」。

今日はコラートキャットを見に行く予定です。
そして、夕方には当地の獣医さんにも会う予定です。

コラートキャットのいるピマーイへは、
ここコラートから東北へ車で1時間半ほど走らなければなりません。

「ピマーイ遠いね、早く行くよ」
とトイさん。

「あきらめましょうかHさんは。
 ピマーイへ行きましょう」
と長坂さんと二人、
狭苦しい軽四輪「ミラ」へ乗り込む。

例のお巡りさんがエアコンのスイッチをあちこちいじっている。

「ウン?」
「こ・こ・これってエアコンだめってこと?」。

思わず絶句です。

この猛暑のタイで、
一番暑い真昼間に、
ダイハツミラに大人4人が乗って、
エ・エ・エ・エアコンが効かない?。

今から頭がボーっとしてきます。
想像しただけで気が狂いそうです。

ホテルのポーターも笑っています。

そんな不安を乗せながらも、
ミラはピマーイへ向けて出発したのです。



タイは本当に山が少ない国です。

カンボジア・ラオス・ミャンマーとの国境を接しているあたりと、
チェンマイから北部は山岳地帯なのですが、
それ以外には山らしい山はありません。

せいぜい丘程度。

だから道路にも斜面が少ないのです。

平坦な道路なら、
大人4人が乗っても何とかミラは走ってくれます。

いや、止まれないのです。

エアコンの無いミラは、
走り続けるしか道は無いのです。

幸いなことに信号はまったくありません。

車内に風を取り込むために、
運転手のお巡りさんはとにかくアクセルを踏み続けます。

そうして、どうにか車内の温度を外気と同じ程度に保っているのです。

タイの道路はどこまで行っても舗装されています。

よくぞこんなところまでと思われるような所でも、
道路は舗装されています。

そして、まっすぐ伸びた直線道路が多いのです。
あまりカーブはありません。

少々走ったくらいでは景色も変わらず、
運転手は眠くなりそうです。

ようやく上り坂に差し掛かりました。

左手には大きな池があり、
その水辺にはたくさんのレストランが建っています。

見るからに涼しげな景色なのですが、
車内の温度は下げてくれません。

まだ、朝が早いので、
レストランには当然お客は誰もいません。

大型トラックが急激に失速しながら登坂車線へ進路を変えます。

わがミラはと言うと、
ウオンウオンとうなり声を上げながら、
それらの車を追い越して行きます。

なかなかたくましいのです。

やがて妙にホコリっぽい村に着きました。
車が通ると砂ぼこりが舞い上がります。

ここがピマーイ。

通りの突き当りには大きな古い石造りの建物が見えます。
その両側にはみやげもの屋と飲食店。

どこかの門前町の風情です。

角に不動産屋さんがあり、
車を止めてそこでコラートキャットのいる家を聞くことにしました。

「サワディカー」と中に入ると、
思わず「涼しーーー」と声が出てしまいます。

エアコンがガンガン効いていて、
もうここは天国。

外へは出たくありません。

それでも、
場所を確認したお巡りさんはさっさと車に乗り込んでしまいます。

やはり、暑い国に住む人たちは、
われわれ柔な日本人とはどこか違うようです。

一本目の交差点を左折すると、
そこがもうコラートキャットのいる家でした。

ホームページで見た建物が目の前にあるのです。

ようやくコラートキャットに会えるのです。


次号へ続く